国産の金型使用と金型修正技術 | ||
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冷間圧造 | 転造加工 | |
冷間圧造で使用する金型は、主にヘッダーダイス・シャーダイス・ナイフ・パンチなどがあり、全て国産のものを使用します。 コヤウチファスナーでは金型メーカーから納入されたものを社内で修正しミクロン単位の精度に仕上げてから使用します。 |
ネジ転造用金型をダイプレートと言います。コヤウチファスナーの使用するダイプレートは加工素材に合わせた金型鋼種を選定し、全て国産のものを使用します。 セッティング時には必ず社内で修正し形状・寸法が安定するよう加工します。 |
加工バリエーションの豊富さ | ||
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冷間圧造 | 転造加工 | |
ダブルヘッダー21台、2ダイ2ブローヘッダー2台、2ダイ3ブローヘッダー9台、トリマー3台を駆使し太さφ1.2~φ12mm、長さ最大180mmまでの加工が可能です。 守備範囲の広さが多様な製品を生み出す原動力です |
平ダイスによる転造機(ローリングマシン)40台により、小ネジ、木ネジ、タッピングネジ、溝入れ、形状先加工、ローレット加工、リング加工、直線矯正、フランジ成形などの特殊転造技術があります。 ネジでは太さM2~M12、円柱形状では太さ最大φ12mm、長さ最大200mmまで加工可能です。 |
メンテナンスの整った製造設備 | ||
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冷間圧造 | 転造加工 | |
様々な素材や形状において安定した品質の製品を圧造する為に、当社のヘッダーは定期的にメンテナンスを実施しております。 予防保全を実施することにより信頼性・操作性・安全性・耐久性を向上させ、修理コストやメンテナンスコストや劣化を少なくすることができます。 |
様々な素材や形状において安定した品質の製品を転造する為に、当社のローリングマシンは定期的にメンテナンスを実施しております。 予防保全を実施することにより信頼性・操作性・安全性・耐久性を向上させ、修理コストやメンテナンスコストや劣化を少なくすることができます。 |
不良発生源での流出防止装置 | ||
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冷間圧造 | 転造加工 | |
圧造時の成型不良(パンチ折れ、短寸等)や負荷の変化をセンサーが検出すると、機械が自動停止します。 排出された不適合品は、コンベアー上で発見する事が可能です。 |
転造時に不具合を検出すると、良品に混入しないように自動的に排出口のシャッターが閉じ、機械がストップします。 また、転造圧チェッカーを併用することで、より安定した精度・品質を維持できます。 |
不適合品の発生を100%抑えることは、製造メーカーではほぼ不可能です。
弊社では不適合品の発生原因を追究することは当然ですが、流出防止のために、画像検査機を活用しています。
また、社外で製造された製品の検査にも活躍しています。
平成27年10月に、難加工材を用いた高付加価値新型超長尺小ネジの開発を目的として中島田鉄工所製ダブルヘッダーNS60L型を導入しました。
この新規設備に社内で独自に開発した治具を組み合わせ、加工の難易度が高いとされるSUSXM7SN材、SUS316L材で、長さが径の50倍の超長尺ネジM3×150の生産が可能となりました。